結論から書きます。
60代が真夏にエンジンオイル交換をやるのは、はっきり言って危険です。
でも私は、たぶんこれからも自分でやります。
性分ですね。
じゃあどうするか。
今回、炎天下で倒れかけながら出した答えが、この3つです。
- 交換時期を、真夏に来ないようにずらす
- 「潜る」の負担を、道具で減らす
- 水分と冷却は、作業前に用意しておく
なぜこの3つなのか。
9月8日に軽トラのオイル交換をした実体験から書いていきます。
8月にランプが点いた。それでも9月まで待った
愛車で走っていたところ、
「ん?あ、オイルランプが点灯した!」
そろそろエンジンオイルの交換時期か……。
そう思ったのですが、問題は時期です。
なんと8月中旬。
若い頃なら「暑いけど、まあ大丈夫だろ!」でやっていたと思います。
しかし、こちらはもう61歳。
最近は暑さに対する体力の衰えを、嫌というほど感じています。
「これは9月まで待とう」
そして休日の日の9月8日。
ようやく重い腰を上げたのですが……
9月になっても、全然涼しくない!
結局この作業が、60代オヤジにはかなりキツいものになりました。
私のオイル交換のやり方(2インチ上げた軽トラ)
手順そのものは、慣れてしまえば難しくありません。
私のやり方はこんな流れです。
まず5分ほど近所を走って、エンジンを暖める。
オイルは冷えたままだと固くて、なかなか抜けません。
少し暖めるとサラサラになって、内部の汚れも一緒に流れ出てくれます。

次に、少し時間を置く。この間に作業で使う物の準備に入ります。
走った直後は熱々なので、そのままだと火傷します。
オイルがオイルパンに落ちてくるのを待つ意味もあります。
この「ちょっと待つ」がコツですね。
そして車の下に潜って、ドレンプラグを外す。

私の愛車は軽トラで、車高を2インチ上げています。
なので、ジャッキで上げなくてもそのまま下に入れる。
これは本当にありがたいです。
ジャッキアップの手間がないだけで、体力の消耗がまるで違います。
ドバドバっと黒っぽいオイルが出てくるこの瞬間、
「やっぱり交換して良かったな」
と思います。

今回、私はドレンプラグを、純正から少し高価なマグネット式に替えています。
下の物がマグネット式のボルトです。結構、強い磁石ですね。コレなら鉄粉を良く吸着してくれそうです。
次は、オイルフィルターの交換です。回す向きさえ間違えないなら、直ぐに外せます。

あとは新しいオイルを入れて、量を確認するだけ。
多すぎても少なすぎてもいけません。
規定量を確認して、オイル漏れがないかもチェックして終了です。
なお、ノーマル車高の車で潜る場合は、ジャッキだけは絶対にダメです。
必ずウマ(リジッドラック)と輪止めを使ってください。
作業より怖かったのは、暑さのほうだった
キツかったのは、作業の中身ではありません。
車の下に潜っているので、風がほとんど通らない。
上からは太陽。
下はコンクリート。
まさに上下から焼かれているような状態です。
「これ、オイル交換より熱中症の方が怖いんじゃないか?」
本当にそう思いました。
正直に言うと、手元にあったのは水筒に入れた水だけ。
途中から、これじゃ全然足りないと感じました。
熱いコンクリートに直接寝転がるのもキツい。もちろん、ダンボールを下に敷きながらの作業です。
若い頃なら「終わるまでやってしまえ!」となるところですが、61歳ではそうはいきません。
何度も休憩を挟みながら、少しずつ作業。
「昔とは違うなぁ……」
無事に終わりましたが、もう少しで倒れるところでした。
61歳の私が、オイル交換に投資すべきだと思ったもの3つ
ここからが本題です。
今回の作業で、「金を出すならここだ」とはっきりした3つがあります。
① マグネット式ドレンプラグ
純正より高いのですが、エンジン内部の細かい鉄粉を磁石で吸い取ってくれる。
交換のたびにプラグを外すと、鉄粉が付いています。
これを見ると、
「おお、ちゃんと仕事してるな」
と、ちょっと嬉しくなる。
その鉄粉を拭き取るまでが、私の中では作業の一部です。
エンジンを長く使いたいなら、安い投資だと思っています。
※パッキン(ワッシャー)は毎回交換が安心です。安い部品ですが、ケチるとオイル漏れの原因になります。
② 経口補水液と、首を冷やすやつ
今回一番後悔したのがこれです。
水だけでは追いつきません。
作業の前から経口補水液を飲んでおく。
首元を冷やせるものを用意しておく。
熱中症で救急車を呼ぶことを考えたら、安いものです。
③ オイルチェンジャー(車高が低い車の人)
私は軽トラを2インチ上げているので、まだ潜れます。
でも、これがノーマル車高の普通車だったら、どうだったか。
炎天下でジャッキアップして、ウマをかけて、狭い隙間に潜り込む。
正直、この歳ではもうやっていないかもしれません。
そういう人には、レベルゲージの穴から吸い出す上抜きの道具があります。
あの「上下から焼かれる時間」が丸ごとなくなるわけです。
車種によっては上抜きできない場合があるので、そこだけ確認してから買ってください。
そもそも、自分でやる意味はあるのか
汗が引いてから、ふと気になって調べてみました。
軽トラだと、だいたいこんな感じです。
| 方法 | 費用の目安 |
|---|---|
| 自分で交換 | オイル代2,000〜4,000円+廃油処理箱200〜500円 |
| カー用品店 | 工賃500〜1,000円(オイル代は別) |
| ディーラー | オイル込みで3,000〜5,000円 |
| 出張・訪問交換 | 5,000〜8,000円くらい |
自分でやって浮くのは、せいぜい1,000円か2,000円。
「この金額のために、俺は炎天下で倒れかけたのか?」
もちろん、自分でいじる楽しさに値段はつけられません。
マグネット式プラグの鉄粉だって、店に頼んだら見られないわけですから。
ただ、真夏だけは自宅まで来てくれる出張交換に頼む。
そういう使い分けもアリだなと思いました。
まとめ:「自分でできる」と「自分でやっていい」は別問題
最後に、冒頭の3つに戻ります。
1. 時期をずらす
そもそも交換時期が真夏に来ること自体が問題でした。
一度、春か秋にずらしてしまえば、あとは半年ごとに涼しい時期が回ってきます。
2. 潜る負担を道具で減らす
私の場合は車高。
低い車なら上抜き。
ここをケチると、体力で払うことになります。
3. 水分と冷却は先に用意する
水だけで炎天下に潜った自分への戒めです。
エンジンオイル交換は、自分でもできます。
特別難しい作業でもありません。
でも「これくらい大丈夫だろう」——この考え方が一番危ない。
皆さんも暑い時期の車のメンテナンスは、くれぐれも無理をしないように。
特に私と同じ60代の皆さん。
昔の自分の体力を基準にしちゃダメですよ!



コメント